災害に備えて準備をしておこう。今からできることは?
日本は地震が多い国です。
また、海に囲まれた島国であることから、津波の被害などにも他国に比べてあいやすい環境にあります。
自然災害は、日本においては、誰にとっても人ごとではないのです。
今回は、いざというときに備えて知っておきたい、災害のための準備について簡単にご紹介させていただきます。
災害に備えて準備をしておこう。今からできることは?
災害には、いつなんどき見舞われるか分かりません。
平和な今だからこそ、災害について備えて置く必要があるのです。
1. 災害時に受ける損失・被害を知る
災害について真剣に向き合うためには、災害にあってしまったら、どれだけの損失を被るかを、具体的にイメージしておく必要があります。
災害対策の第一歩は、災害時にどういった被害を被る可能性があるのかを理解する、ということです。
たとえば地震。地震があったとき、家具が壊れたり、物が落下したり、といったことが起こります。
大型家具は地震によって大きく移動し、大切なものを破損してしまうかもしれません。
ものならまだましな方で、場合によっては家具が横倒しになり、その下に人が下敷きになってしまう、というケースもあるのです。
こういった被害が起こりうることがわかっていれば、子供部屋に大型家具はおかない、とか、家具が飛ばされないように金具で固定する、などの対策をとることができるというわけです。
また、地震で怖いのは、二次被害です。
たとえば、地震で火事が発生し、家が燃えてしまう、などです。
こういった災害が起こりうることを理解しておけば、ガスの元栓をしっかりしめたり、消火用品をとりそろえておいたり、ということの重大性に気がつくことができるでしょう。
2. 家族と緊急連絡方法を決める
災害時に、家族と連絡がつかなくなることほど不安なことはありません。
大切な人の安否は一秒でも早く知りたいですよね。
そのために、家族との緊急連絡の方法はしっかりと決めておきましょう。
たとえば、連絡掲示板や最寄りの避難場所を伝えておいたり、災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板の情報を共有しておく、なども有効な備え方です。
3 災害情報を入手する方法を考えておく
災害が起こったとき、どうやって情報を入手するのか、も大切です。
スマホでニュースを見ることだけでは、電源がなくなってしまったり、電波状況が悪くなってしまったりした場合、不安です。 小型ラジオを準備する、電池の替えを用意しておく、など工夫しましょう。
4. 災害時の避難経路や避難場所を確認する
大きな災害が起きた場合や、家が壊れてしまっていられなくなってしまった場合などは、一時的に避難所を利用しましょう。
避難所は各市町村で定められていますから、事前に家族みんなで確認しておきましょう。
学校の体育館などが指定されることも多いので家からの行き方などもチェックしておきましょう。
避難所についたら、避難している人たちと共同生活を送ることになります。
共同生活は快適なものとは言えませんが、辛い思いをしているのは誰しも同じですから、ゆずりあいながらマナーを意識して生活する必要があります。トイレは綺麗に使う、喫煙はしない、順番やルールを守ることを心がけましょう。
5. 被災時に役立つモノを取り揃えておく
災害が起こったときに、ささっと持ち出すことができる非常持ち出し品をまとめ、リュックなどにつめておきましょう。
非常持ち出し袋に入れておくと便利なものは、充電ライト・着替え・メガネ・お薬手帳・保険証や免許証のコピー・現金・くつやスリッパ・ラジオ・常備薬などです。また、女性の場合は、生理用ナプキンや防犯ブザーなどがあると安心です。
さらに、以下のものも考慮するとよいでしょう。
- 飲料水
- 食料品
- ホイッスル(笛)
- マスクと手袋
- モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは災害時、非常に役立ちます。停電などで電源が使えなくなった場合でも、携帯電話を使って情報を得ることができるため、充電の手段としてモバイルバッテリーを持っておきましょう。
参考:iPhoneのバッテリーを長持ちさせる最も効果的なテクニックとは?
赤ちゃんがいる場合はそれに加えて母子手帳やミルク、哺乳瓶、おむつ、おしりふきを入れておきましょう。水や乾パンなどの非常食を入れておく場合は、賞味期限が切れていないか一年に一回(年末など)にチェックしておくことが大切です。
さいごに
今回は、災害に備えていまからしておきたい準備についてご紹介しました。
災害は、予期していない時に見舞われるものです。自分だけは大丈夫、と思っていませんか?
災害にあったほとんどの方は、まさか自分がこんな災害に見舞われるとは思わなかった、と言います。
災害にまったく備えていない場合と備えがある場合では、災害時に快適に過ごせるかや、ストレスの度合いなどが異なってきます。
災害時にパニックにならないために、今から準備を始めておきましょう。